「薬事法」カテゴリーアーカイブ

【薬事法•景表法事例集】ハニーワークスの葉潤

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

最近、酒を飲み過ぎると、寝ているときに関節に激痛が走ることがあります。

色々原因を調べると、痛風の症状に似ていることを発見。
足の付け根から痛みが広がると言われているのですが、言われてみれば若干違和感があるような。。

とりあえず、ビールを控えてみようと思います。。

ノコギリヤシ1

 

さて、2/9、葉酸サプリで『痛風改善』などと謳い、健康食品を販売していたハニーワークスの社長ら二人が、薬事法違反の疑いで書類送検されました。

送検容疑は、薬事法の承認前医薬品の広告の禁止、無許可販売の禁止、販売目的貯蔵。

『葉潤』という商品において、自社ホームページで、『尿酸値の減少を約束します』などと表示し、販売し続けていたと言います。

今回問題となった商品は、新聞広告などのオフライン出稿はなく、オンラインのみでの販売でした。
過去には、ヤフーショッピングでの審査においても断られたという経緯もあり、表示内容についてはかなり問題があったようです。

価格設定の内訳も、仕入れ値560円に対して、売値は8,500円。
原価率6.5%です。そりゃあかなり儲かったことでしょう。

ちなみに原材料名は、葉酸、キャッツクロー、EPA、パイナップルエキス、セルロース、
ショ糖エステル、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12

プラセンタのように、めちゃくちゃ高い成分もなさそうです。
高ければ効果があるという心理につけ込んだ売り方ですが、中身が伴っていなければ詐欺と一緒ですね。

ID-100309525

健康食品で数万円するもので、インターネットのみで販売しているような商品は、あえて高い値付けをしている場合も多いです。
よく調べてから購入するようにしましょう。

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

【薬事法•景表法事例集】アフィリエイトの薬事法違反

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

驚きの薬事法違反事例

先月、健康食品のアフィリエイトサイト運営社が、行政指導を受け、サイトをクローズさせました。

アフィリエイトとは、健食メーカーが販売している商品を自分のブログやホームページで紹介し、その紹介を通じて商品が購入された場合に紹介者に報酬が支払われるという仕組みです。

化粧品や健康食品は、原価が低い分、プロモーション費用を多くかけることが出来るので、報酬率が比較的高く設定されています。

聞いた話によると、ひと月で何千万も稼いだ人もいるそうです。。

興味のある方はこちらをご覧下さい。↓

さて、そんなブロガーたちは、何とかして注文を獲得すべく、必死になって商品を売り込みます。

高額報酬に惹かれて、健康食品なんて買ったこと無いのに始める輩も現れます。

そうすると何が問題になるか。
ブロガーたちの薬事法違反です。

どんな場合が違反になるのか

実はアフィリエイトサイトについては、毎日のように新しいサイトが出現するので、今までは行政も野放しの無法地帯でした。
正確には、明らかに過度な表現をすることで荒稼ぎをしているアフィリエイターに限って取り締まっていたのです。
しかし、今回の違反は少し様子が異なりました。
ことの発端は今年5月の医薬品ネット通販広告に関する厚労省通知→8月の「強命水事件」まで遡ります。
この事件は、水販売会社「エーイーエム」という会社が自社サイトで「諏訪 不思議な水」というキーワードでの検索を勧め、
「がんに効果」などと効果をうたった別のサイトに事実上誘導していたものです。
この会社は下手な業者よりもある程度薬事法を知っていたと思います。
回避のために、あえて回りくどい導線を設置していたからです。
しかし、結局そのルートを突き詰められ、処分を下されることになりました。

今までは第三者→非広告→薬事法不適用という一連の流れが、
この事件以降、広告か非広告かによって判断されるようになったのです。

特に、体験者の声で効果効能を述べているのは危険です。
多くの場合、販売社側で都合のいいように手が加えられていると見なされ、しっかりとした証拠を求められるからです。

ここで万が一、体験談がねつ造だとバレたとしたら。

薬事法・景品表示法違反だけでなく、詐欺容疑もかけられることになります。

自社の商品を売るために、良いことを書きたいのは十分理解できますが、体験談はウソ偽り無く書くのが結局自分のためになるのです。

薬事のグレーゾーン

さて、前述までは違反事例について記載してきましたが、
抜け道についても書いてみたいと思います。

ですが、あくまで個人的な意見なので、実践される場合は自己責任でお願いします。

まず、研究データを紹介するような内容はプラスに働きます。
広告への誘因が弱く、仮に広告をその紹介の近くに置いても、一件関連してないように見せることも可能だからです。
更に、しっかりとした読み物としてもGoogleのアルゴリズムに評価されます。

 

また、昔から獲得効率のよいサイト作りとして有名なランキング形式も有りです。
この場合、ランキングに根拠が無ければ、下位業者の名誉毀損になるので、別の意味でアウトですが、「自分が試したランキング」や「価格が安いランキング」など、何とでも大義名分を付けることが出来ます。

迷っている来訪者にも、格付けで購入の後押しをしてあげることは有効ですから、効能を言わないようにして、サイト作りをしてみるのはいかがでしょうか。

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

【薬事法•景表法事例集】「有限会社トータルプロデューススタイル」と「株式会社トップギア」

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

「有限会社トータルプロデューススタイル」と「株式会社トップギア」の二社に対し、景品表示法に基づく表示の改善を指示したとの発表を行いました。
トータル社では「漢方琥珀痩茶」という商品で、「これさえ飲めば必ず痩せる」「強制痩身」などの優良誤認を招く表記を繰り返していたそうです。

その他の商品でも、「30杯で30kg減」や「84.5kg→55kgに!」と表記していましたが、いずれもネット上からの引用だったようで、自社でのエビデンスは取っていなかったといいます。

また、トップギアでは、スパッツやクリームなどの美容関連商品について「履くだけで簡単に全身ガリ痩せ!」などと表示していました。
聞くところによると、仕入れ先からの提案資料をそのまま掲載させていたようです。

どちらの会社も、薬事法・景表法の知見やチェック機能が全くないと言わざるを得ないでしょう。

健康食品や化粧品は、その原価の安さから、儲かっている産業だと思われがちです。
そして、儲かるところには新規参入が増えるのが常なので、業界経験者から全くの異業種までが参戦してきます。

大手で見ても、CCC(TSUTAYA)や富士フィルムなど、一見サプリなんで全然関係ないと思われる業種が参入してたりします。

気軽に参入できる反面、押さえるべき法律の勉強を怠ると、上記のような目に合ってしまうのです。

今回の件では、東京都から12/3までに改善報告を文書で報告することを求められるとともに、広告・表示の適正化に取り組むように「指示」されました。

まだ軽い結果となったものの、会社名も公開されてしまったので、ビジネスがやりにくくなってくるのは間違いないでしょう。

そういえば、11/25から薬事法という名称が「医薬品医療機器等法」と改められました。
来年は機能性表示も解禁されますし、健康食品や化粧品関係者はしばらく忙しくなる日々が続くでしょう。

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

どうなる?サプリメントの機能性表示⑨

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

学生時代に、治験のアルバイトをしたことがある人はいますか?
私自身は経験ないのですが、先輩が長期休みの度に行っていて、月で何十万も稼いでいたという話をよく聞いていました。

この先輩は被験者を専門に集める人材派遣会社に登録しており、
「負担軽減費」と言われるギャラが支払われていました。

何でも、一日に数回の定期検診がある以外は全くもって自由な時間。
食事も出るし、毎日友人と麻雀をして過ごしていたそうです。
ああ、なんて羨ましい・・・
さてさて、今回は機能性表示のためには必要不可欠な「臨床試験」について書いていきましょう。

一番稼げる被験者像

現在、一番稼ぎがいい被験者はどんな人だと思いますか?

答えはメタボで血圧が高い人だそうです。
ちなみに、季節も被験者需要に寄与しているようで、秋口は花粉症の被験者を募集する企業が増えるそうです。
ダイエットと血圧の薬やサプリが多く出ていることは、市場を見回すと何となく分かりますよね。需要と供給の関係で、価格も高くなっているんです。

さて、企業側の視点に立ってみると、一番気になるのが、被験者がしっかり効果を実感してくれるかどうかですよね。

ヒトを使って治験を行うのは、開発の最終段階なので、効果がなくてはせっかく苦労して開発した商品を発売させることはできません。
開発側としては、是が非でも結果を出さなくてはならない場面なのです。

価格で結果が決まる!?

しかし、驚くことに被験者料金が安い被験者派遣会社と被験者料金が高い被験者派遣会社とでは、試験結果に大きな差が生まれるという調査結果があるのです。
言い換えると、被験者のギャラが安いと効果が出づらく、被験者のギャラが高いと効果が出やすくなる傾向があるということです。
これはあくまで予想ですが、ギャラが高い人を揃えている派遣会社は、選りすぐりの被験者を用意しており、彼らは普段の食生活がちゃんとしている、モチベーションが高い、指定されたサプリをしっかり服用している可能性が高いと考えられます。
結果、効果として現れてくるのではないでしょうか?
逆に、ギャラが安い人は、普段の食生活が乱れていたり、低いモチベーションで治験に臨んでいたり、指定されたサプリの飲み忘れがあったりするように思えます。

その違いが、最終的な結果として出てくると言われているのです。

ここで怖いのは、被験者が「毎日サプリを飲みました!」と申告したら、こちらとしては、それを信用するしかありませんし、真偽のほどは調べようがないという点。

保険じゃないですが、少しでも効果を実験してくれる質の良い被験者を集めるのも重要なのです。

 

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

【薬事法•景表法事例集】夜スリムトマ美ちゃん

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook

本日は仕事の帰りに、大宮の美容室に寄ってみました。
軽いカウンセリングを終え、早速シャンプーをしてもらってから席に戻ると

「本日はご来店ありがとうございます。爽やかな仕上がりになるよう頑張ります!」

なんと、さっきカウンセリングで話したことを踏まえたメッセージが!

普段美容師との会話が面倒で盛り上がらない私ですが、今日はずっと話していたのでした。
小さなことですが、お客さん一人一人に向き合っている姿勢がファンを作るのでしょうね。

実際に、私が髪を切っている間、引っ切りなしに予約の電話が入っていました。

夜スリムトマ美ちゃん

一方で、残念ながらお客さんと真摯に向き合えなかった例も多々あります。
夜スリムトマ美ちゃん」という商品の例を挙げましょう。

2011年10月~13年9月に約50億円を売り上げたというこの商品。
雑誌やドラッグストア、ウェブの広告で見た人も多いでしょう。
加藤夏希さんや眞鍋かをりさんがPRしていたことでも話題でしたね。

ですが、さすがに効果効能を言い過ぎちゃってました。
「寝る前に飲むだけで努力なし」「寝ている間に勝手にダイエット」等といった新聞広告に対して、消費者庁は「表示の裏付けとなる合理的な根拠が認められません」とし、行政処分の中でも最も重い「行政措置」に踏み切ったのです。

景表法違反にしては重い処分

大体のケースでは、注意とか警告という形で終わるので、今回の行政措置処分はかなり厳しい処分です。

当初は、ちょっと可哀想だな〜と思っていましたが、問題のチラシを見て納得してしまいました。

通常、痩身系のサプリメントは、「運動」「食事制限」とセットで考える必要があり、サプリを飲むだけでは痩せないことをしっかりと消費者に伝える義務があります。
そうでないと、お客さんが過度な期待を持ってしまうのです。

ですが、このチラシ、ぱっと見どこにもそのような記述はない。
よーく見ると、左端にある小さな書き込みが。
「使用感には個人差があります」「ダイエットには適度な運動も必要です」とありました。

え?小さくてまったく見えないですが。。

リアルに目を凝らさないと見えないレベルだったのです。

行政処分という重い処分を受けた背景には、このような意図的に消費者を欺こうとしたという評価があったからでしょう。

share on SNSTweet about this on TwitterShare on Google+Share on Facebook