【薬事法・景表法②】シャブロン社の判決

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シャブロン社の一件

プロポリス商品で抗ガン効果をうたった商品を販売したとして、薬事法違反で逮捕・起訴されたシャブロン社社長に、
6月、横浜地裁から判決がでました。

その内容は被告人の懲役1年と6ヶ月に加えて100万円の罰金、
同じく被告のシャブロン社に罰金100万円と関連商品1,600点の没収でした。

個人的に、結構軽微な判決だなーと感じていたのですが、
裁判長の言葉を読んで、その理由が分かりました。

判決を言い渡した後、木山裁判長はこう述べていました。

「同社のプロポリス商品に対して、評価する顧客もいたことから、優れた健康食品であることは事実」
「体に良いものを広めていきたいという真摯な動機もあった」

つまり、被告人を一定評価していたのです。

とはいえ、法律違反で罰せられたことで、この業界にはいられなくなるでしょう。
会社も存続するようですが、こと健食に関しては、一度失った信用を取り戻すのには時間がかかります。

他人事じゃない広告掲載の罠

今回摘発される原因となったのは、病院などに置かれていた雑誌で効果・効能を標ぼうしていたから、とされています。

ご存知の通り、サプリメントは薬事法の規制があり、効果・効能が謳えません。
ですが、販売者側は、どうにかして効果を醸し出したいので、あらゆる策を考えます。

その中の売り方の一つが、「情報ページ+広告掲載」です。

簡単に説明すると、見開き1ページに半分ずつ

薬事に関係なく黒い情報を掲載する「情報ページ」

薬事・景表法に抵触しない「商品広告ページ」

のスペースを取ります。

すると、一見ページが連動しているかに思えますが、背景の色を変えたりしているので、
完全に別物のページという言い訳が立ちます。

ですが、消費者側からすれば、同じページだと錯覚するようなデザインになっているので、
書かれている効果・効能がそのまま商品に直結すると思い込み、
商品の売上増につながる、というわけです。

今回のシャブロン社も同様の勧誘を受け、出稿したのですが、
この時の営業マンが、違反広告にならないという説明があったと言います。

ですが、結果的に販売元のシャブロン社は罰せられたのに、この広告会社は責任を問われていません

違反の元となる広告と記事を作成したのは全てシャブロン社であったため、雑誌社はそれを掲載しただけとなり、
薬事法・景表法では責任を問えなくなるのです。

真偽のほどは定かではありませんが、このような営業は確実にあります。
現に私もこのような営業電話を取ったことがありますので。

ある意味、雑誌社の口車に乗せられてしまったシャブロン社も被害者かもしれません。
ですが、スキームをしっかり理解してれば、防げた出来事です

最終責任を負う販売元だからこそ、経営者はしっかりとした知識や相談できる相手を持っておかなければいけませんね。

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