どうなる?サプリメントの機能性表示⑥

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機能性表示をあえて無視してみる

今までは機能性表示にいかに対応していくかについて考えてきました。
ですが、今回は逆に、機能性表示に乗っからないという選択肢について考察して行きたいと思います。

「どうなる?サプリメントの機能性表示①〜⑤」で述べているように、
機能性表示には業界全体を盛り上げる効果が期待されていましたが、
残念ながら、トクホと同じような中途半端な方向性になりそうです。

トクホって何だっけ?

機能性表示を無視するという話の前に、今一度トクホについて考えてみましょう。

トクホでヒットを飛ばしている商品は数多くありますが、そのほとんどが大手企業です。
その理由は単純、取得までの莫大なコストです。

一般に、トクホ商品と認めてもらうには、研究開発費・ラット試験・ヒト試験などが長いと10年ほどの期間がかかる場合があります。

更に開発後の広告費・各販売店舗への営業活動などを考えると、トータルして数億円の費用がかかってきます。

中小企業なら、仮に売れなかった場合、会社の継続に多大な影響を与えるほどの金額でしょう。

さらに、トクホの有効性についても知っておく必要があります。

確かに、太っているという人が決められた量を飲み続ければ、一定程度脂肪が減るといったエビデンスがあるのも事実ですが、
個人的には購入者が期待しているほどの効果がないケースが多いです。

飲んで痩せる人が続出したら、みんな試すに決まってますからね。

学問と同様に、ダイエットにも王道なしで、
食事制限と運動が一番健康的に痩せることのできる唯一の道なのです。

サプリメントもトクホもそれをサポートする為のものであって、
それを摂取したからと言って、生活習慣を変えなければ、当然変化があるはずもありません。

総括すると、トクホ表示はそこまでコストをかけてやるものでもない、というのが私の意見です。

では、機能性表示は?

一方、機能性表示はというと、上記のトクホとほぼ変わらないと見ています。

(1)最終製品を用いたヒト試験による実証
(2)適切な研究レビューによる実証

このどちらかが必要なのですが、(1)は間違いなく何千万というコストがかかります。

じゃあ(2)だな、って思うと、研究レビューがある素材は限られています。
しかも、日本の論文にないものは翻訳しつつサーチする必要があります。

私が言いたいのは、ここまで時間とコストと手間をかけてやる必要があるのか?ってことです。

前述のトクホでも、開発後の広告費や営業経費で、トータルしてかなりの費用がかかるというように述べました。

厳しいことを言うと、企業がそこまでリスクを張っても、売れない可能性もあるのです。
すると、開発までにかけたコスト、今までより余計にかかったコストは無駄になります。

これが資本力のある大手企業なら、経営の傾かない範囲で調整できますが、
体力のない中小企業だと、非常に経営を圧迫します。

そこまでのリスクを取って、機能性表示を出来るようにする必要はあるのでしょうか?

実は今まで通りにプロモーションした方がトータルでプラスになっていないでしょうか?

もう一度、考えてみることをおススメします。

では、今日はこのへんで。

あでゅー。

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